四国の東部、徳島県。県北部は粟が多く収穫されたことから「粟国」(あわのくに)、県南部は「長国」(ながのくに)であったが、後に統合され令制国では阿波国(あわのくに)と呼ばれていました。
そんな徳島県で7月21日(土)、四国支部の第4回総会・親睦会と会員研修会が行われました。
前半は会員研修として「鳴門渦の道」「阿波おどりミュージアム」を見学しました。徳島駅前の「ホテルクレメント徳島」に集合。昼食は各自で済ませてからの集合でしたが、聞くところによると大半が「徳島ラーメンを食べてきた」とのこと。やはり、ご当地ものには目がないようです。
2台のタクシーでまずは「鳴門渦の道」を目指しました。車のなかでは早速に大学の近況など会話に花が咲き、すっかりメンバーも打ち解けあっていました。
鳴門市と淡路島を結ぶ「大鳴門橋」の補剛桁の空間に設けられた遊歩道が「渦の道」。鳴門から450メートルの長さがあり、海面からは45メートルと迫力ある鳴門の渦潮を見下ろすことができます。
通路に設けられたガラス張りの床からじっくりと渦潮を観賞。
写真撮影などをしていたメンバーも、しだいに慣れてきたのか、恐る恐るガラスの上に乗る光景もありました。眼下に見る潮の流れは迫力満点!
渦潮は引き潮の時は太平洋側に、満ち潮の時は瀬戸内側にできるそうです。
続いて「阿波おどりミュージアム」を見学。歴史や実際の踊りの見学などとても内容の濃いものでした。阿波おどりは徳島県を発祥とする盆踊りで、日本三大盆踊りのひとつ。約400年の歴史があり、夏季になると徳島県内各地の市町村で開催されます。なかでも徳島市阿波おどりは国内最大規模で最も有名であり、四国三大祭りに数えられます。近年では全国各地で行われるようになってきているので馴染みが深いです。
後半は「ホテルクレメント徳島」へ戻り、総会と懇親会が行われました。
総会・懇親会は、支部会員、同窓会本部からの出席者など24名が出席。過去最高の人数になりました。
冒頭、宮川雅敬支部長が「若い方をどんどん会へ誘って、支部の輪を広げていきたい」と挨拶。
続いて本部を代表して新しく就任した中村正孝同窓会長が自己紹介を含め、同窓会をますます発展させていきたいとの前向きな挨拶がありました。
宮川支部長より第1号議案の平成23年度事業報告。質疑の後、採決。全員一致で承認されました。
続いて、第2号議案の平成23年度収支決算報告についても質疑の後、採決。全員一致で承認されました。
第3号議案の平成24年度事業計画案、第4号議案の収支予算案の提案があり、質疑応答の後、全員一致で承認されました。
休憩の後、会員交流懇親会を開催。来賓の京都学園大学就業力育成センター長の西藤二郎先生から、現在の大学や学生たちの活動の様子や大学で展開している授業や取り組みの様子が語られました。
続いて清水浩子副支部長が乾杯の発声。
「今回は新しい顔を見ることができて嬉しく思う。今後も自立した支部を目指したい」と力強い挨拶のあと、懇親会がスタート。
前回からの顔ぶれも揃い、また会員研修会で打ち解けあったとあって、会話も弾みアルコール摂取量も加速。思い出話に花を咲かせたほか、連絡先の交換なども行われていた。
あっという間に閉会の時刻が迫り、思い出の大学歌斉唱と記念撮影をもってお開きとなりました。
最後は岸本達士副支部長の閉会の挨拶のあと、恒例となった前向き万歳(手を上ではなく前に出す万歳)で終了。
参加者一同、新たな決意を胸にそれぞれ帰路につきました。一部メンバーは、年内に「徳島県グルメツアー」をする計画もあるようで、支部が生んだ出会いが新たな友情、新たな絆となったようでした。
来年、5回目も元気な笑顔のみなさまとお会いできるのを楽しみにしています。