毎日春を思わせる陽気が続いていますね。新聞報道によると学園大のある亀岡では季節はずれのヒマワリも花を咲かせているとか。物珍しいからこそニュースとして取り上げられているわけですが、この冬の「暖冬」のほどが窺えますね。
菜の花畑。一面黄色に群生する様はきれいですね
さて、小連載でご紹介しております亀岡の特産品、今回は旬の食材「ナバナ(菜花)」です。「アブラナ」「ナタネ」「菜の花」などの呼び名でお馴染みですね。京懐石料亭などに足を運ぶと早春を感じさせる料理として味だけでなく目も楽しませてくれる「ナバナ」ですが、1月下旬からこの時期にかけて日本全国のいたるところで可憐な黄色の小さな花を咲かせている光景を見ることができます。
余談ですが、養蜂業者の方は南から北へ花を追って蜂蜜を集めるのだとか
亀岡では、このみなさんがよく目にする背の高い黄色の花を咲かせたものではなく、食用にナバナを栽培している農家があり、現在収穫の最盛期を迎えています。少しほろ苦く野の香りを持つナバナは京料理で早春の食材として「おひたし」や「天ぷら」などに欠かすことができません。食用のナバナは花を咲かせる少し前の蕾(つぼみ)も味わいます。
こちらが菜の花のつぼみ
亀岡市保津町の農園「農事組合法人ほづ」では3月1日からフラワーパーク「観光菜の花園」をオープンします。これは従来のような菜の花畑観賞をするだけでなく実際に1ヘクタールの畑から食用のナバナの収穫も体験できるものです。
つぼみの収穫体験もできますよ
観光菜の花園
【開催期間】3月1日から(9:00?17:00)
【入園料】300円
【休園日】なし
【駐車場】あり
【問い合せ】農事組合法人ほづ(0771-22-4135)
【アクセス方法】JR亀岡駅下車、北方向へ徒歩5分
街の喧騒を避け、一面に咲き誇る菜の花に囲まれてゆったりとした一日を過ごし、日ごろの疲れをリセットされてみてはいかがでしょう。また、目に口にした旬菜が伝えてくれる季節が、四季のある国で育った私たち自身を振り返らせてくれるかもしれません。