現役学生と同窓生が意見を交わし交流を深める懇談会を6月29日(土)に開催しました。
同懇談会は同窓会として母校の発展のためにできることを直接聞ける機会として、平成8年から開催されている恒例行事で、今年で18回目を迎えました。
今年は、例年の秋から時季を変えて開催しました。
会場は京都祇園、円山公園の京料理「いそべ」本店。
八坂神社奥、円山公園内に構える京料理の名店で、代表取締役を務められているのは第2期卒業生の磯辺秀雄さん。
今年は同窓生・現役生、来賓合わせて35名が参加しました。
開会にあたり、中村正孝同窓会長から「同窓会の存在意義と大学の大きな節目の時に、現役生ともしっかりタッグを組んで母校を大きく発展させていきたい」と挨拶。
その後、学生時代は放送局で話術を磨いた、竹内博士同窓会理事の司会の下、参加者の自己紹介で座談会がスタート。
中央委員会新議長として就任したばかりの安達隆志君が挨拶し、機関ごとの出席者を紹介した。
意見交換では、現役生からは「学生数減少で学友会のスタッフも減っている」「ダブルキャンパスによるメリットとデメリットは何か」など、日頃抱いている疑問が出され、同窓生との意見交換が行われた。
また、「亀岡市にとっては大学の存在は大きい。ダブルキャンパスになることで亀岡キャンパスをどう位置づけるべきか」という質問に、中村会長からは「地域と密接な関係を作ることが大事だ。駅前の空き店舗を活用した学生ショップの取り組みなど、積極的に考えて見てはどうだろうか」との思いを述べられた。
続く懇親会は、来賓の内山隆夫学長の挨拶の後、
坂本文夫教育修学支援センター長の乾杯のご発声でスタート。
現役生らは普段あまり口にすることがない京会席を前に感嘆しながら舌鼓。
同窓生も笑顔で学生時代の思い出を語り合い、現役生に大学の近況を聞きながら大学時代を懐かしみ、今も昔も変わることのない母校の話題に華が咲きました。
途中、チーム対抗のクイズ大会が行われました。年配者しかわからない懐かしい問題から最近の話題、さらに大学や亀岡に関する問題などが次々に出題され盛り上がりました。
有意義な時間はあっという間に流れ、石原祐次事務局長の閉会の挨拶でお開きとなりました。
懇親会では現役生と同窓生、先生方までが分け隔てなく同じ雰囲気で親睦を深められる、まるで家族のようなアットホームさは学園大ならでは。
いつまでも変わることのない穏やかな校風の一端を見受けることができました。
現役生と同窓生、母校と同窓会。両者の繋がりの大切さを改めて認識できた会となりました。
1件のフィードバック
京都学園大学の太秦キャンパスは再来年、即ち2015年4月に開設され、これにより、ダブルキャンパスの体制に移行します。
実は京都には、既にダブルキャンパスの体制に移行した大学があるそうです。
それは今回の懇談会に来賓として招かれました、学長の内山隆夫先生の出身大学の同志社大学です。
同志社大学は元来は京都市内の、今出川という所にのみキャンパスが存在しましたが、後に京田辺市にもキャンパスが開設されたそうです。
これにより従来のキャンパスを今出川キャンパス、京田辺市に開設されたキャンパスを京田辺キャンパスと呼ぶ様になり、同志社大学は京都学園大学に先駆けて、ダブルキャンパスの体制へと移行した事になります。
もし内山先生がこの事をご存知なのであれば京都学園大学も、同志社大学と同じくダブルキャンパスの体制に移行するのを、これもきっと何かの縁なのではと思っているかも知れませんね。