京都学園大学・京都先端科学大学同窓会

懐かしのJR亀岡駅を振り返る
JR 亀岡駅舎さよならセレモニーの様子
懐かしの亀岡駅(旧駅舎)。
今はもうこの駅舎もありません。

同窓生のみなさんが現役生だった頃に利用されたであろうJR亀岡駅。あの、(良くも悪くも)年代を感じさせた懐かしの駅舎は、平成20年春完成予定の新駅舎工事に伴い、先の1月28日の終電をもって閉鎖となっています。

現在は旧駅舎横に設置された仮駅舎での運用となっており、いよいよ新駅舎建設に向けて工事は本格化されています。2月11日には70年間の任務を終えた亀岡駅舎に感謝を込めた「JR亀岡駅舎さよならセレモニー」が開催され、旧駅舎は多くの市民に見守られながら70年の歴史に幕を下ろしました。

あの細く急な階段
名物の越線橋の「細く急な階段」。
雨の日は滑って大変でしたね。

さて、この亀岡駅舎。その歴史は古く、亀岡市制が誕生する20年前の昭和11年2月11日に完成したのだそうです。木造(一部鉄筋)の亀岡駅舎は建設当時としてはモダンな造りで、町のシンボルとして注目を集めたといいます。人がすれ違うのがやっとの越線橋は亀岡駅舎ができた頃から変わらず利用され、細く急な階段はひとつの名物でもありました。

当時は蒸気機関車が主流の時代。亀岡駅舎は日本国有鉄道山陰本線の駅舎として、勢いよく煙をあげながら走る蒸気機関車の発着駅でした。台風や水害などの影響を受け、破損などで部分改修はあったものの、駅舎は亀岡の玄関口として行き交う市民や学生を70年間見守り続け、その姿を今日まで残してきました。現在では1日に上り下り合わせて180本の列車が発着し、1日1万9500人が利用する市民の足となっています。今後、ロータリー部分と合わせて工事が進められ、平成20年春には新駅舎がお目見えとなる予定です。

大学を卒業されてからしばらく。同窓生のみなさんも通勤等で電車を利用されると思いますが、電車の中のひとときにでも、懐かしの亀岡駅舎と、そこにかつていたご自身に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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