「浜松」と聞いて何を連想しますか?
浜名湖、うなぎ、餃子などグルメを連想する人もいれば、徳川家康など歴史に思いを馳せる人もいるかもしれません。
実はもう1つ、浜松市は「楽器」が有名です。
設立10周年を迎えた東海支部総会、平成27年11月7日(土) 午後1時から開催された研修視察は、静岡県浜松市にある「 浜松市楽器博物館 」からスタート。
平成7年4月に日本初の公立楽器博物館として浜松市が開設した同館は、開館20年を迎えた施設。
浜松市が日本の洋楽器産業発祥の地であり、明治以来百有余年の長きにわたって楽器製造の日本の中心地であり、世界の中心地のひとつであったことに拠るそうです。
浜松市には、ヤマハ、河合楽器製作所、ローランド、ボス、鈴木楽器製作所など名だたるメーカーの本社があるそうです。
浜松市楽器博物館は、世界の楽器1300点を常時展示し、特別展やレクチャーコンサート、ミュージアムサロン、ギャラリートーク、展示室ガイドツアー、講座、ワークショップ、小学校移動博物館、CDやDVDの制作など多彩な活動を通じて、楽器と音楽の素晴らしい世界を紹介している、世界屈指の楽器博物館です。
同窓生らはここでしか見ることのできない珍しい楽器の数々を見学しながらも、すでに話は学生時代にタイムスリップ!浜松にいながら「亀岡」の話で盛り上がる光景が実に印象的でした。
次に、タクシーにて約10分、総会&懇親会場となる「 ホテル コンコルド浜松 」に移動。
午後4時からの支部総会受付まで時間があったことから、ホテル前の浜松城公園を散策しました。
浜松城は、天下統一を成し遂げた若き日の徳川家康が、武田信玄の侵攻に備えるため築城したもので、29歳~45歳までの17年間を過ごし、有名な姉川、長篠、小牧・長久手の戦いもこの間の出来事。復興された天守閣の中には関連資料や武具などが展示され、屋上階は展望台となっていました。当日、曇り空で残念でしたが、東側に富士山がぼんやりと望めました。
記念すべき第10回目の東海支部総会は、13名の参加で開会。
昨年、新支部長に就任された渡邉 周二 東海支部長は、
「様々な意味で仲間が増えて交流の輪が広がってほしい」と挨拶し開会の辞を述べられました。
続いて、馬場 善和 同窓会副会長が挨拶を兼ねて、顧問に就任されている滋賀県支部の取り組みに触れ、「地元から盛り上がる仕組みづくりに期待したい」と挨拶されました。
前支部長の小林 滋弘副支部長の進行で、
事業報告、収支決算報告、事業計画(案)、収支予算(案)の議事がすべて、全員一致で可決されました。
午後4時30分からの懇親会には、大学・父母の会役員さん7名にもご参加いただき、合計20名での開催となりました。
同窓会常任理事の竹内 博士さんが司会を担当し、
開会にあたり新設された健康医療学部長でもある 久 育男 副学長からご挨拶をいただきました。
挨拶の中で、「今年からダブルキャンパスになり、新しい京都学園大学の歴史が幕を開ける」を話し、オープンキャンパスや出願者ともに好調であることを明らかにするとともに、父母の会との合同支部総会の継続提案がありました。
続いて、渡邉支部長から挨拶があり、
「ダブルキャンパスで母校が発展することが何よりもうれしい」と喜びを語り、「私にも孫がいる。母校が発展することは孫に胸を張れる大きな財産。今後の発展を心から願っているし、応援していきたい」と話されました。
旅研究会OBの小杉 克仁さんや茶道部OBの古橋 宏之さんから当時のクラブ活動のお話しを聞かせていただいたり、
「現在の仕事」「懐かしの恩師」など、話題が飛び出し、医師でもある久 副学長から医学的なことも多数教えていただきました。
歓談の中では、次回の支部総会を関東支部や北陸支部等との合同開催する案などで盛り上がるなど、
各々の現在の立場や肩書きを超えた「同窓生同士」として笑顔があふれ、いつまでも懐かし話は途切れることがなく、次回の支部総会での再会を約束して散会いたしました。
東海各県で順番に開催されている東海支部では、今回の支部総会の開催にあたり、地元 浜松市の自動車学校に勤務されている袴田 淳 支部幹事に尽力いただいたそうです。
支部総会終了後、袴田支部幹事や中野 昌明支部幹事に一番印象に残っている東海支部総会を聞いたところ、長良川鵜飼を見学した第8回支部総会が印象に残っていると即答されました。
また、今後、東海支部総会の参加者が増え、同窓会の交流が盛んになれば、有意義で楽しいとの報告を受けました。みなさまのご参加をお待ちしております。