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子供の立身出世を願う鯉のぼり

みなさんこんにちは。今年も早や 4 月の後半を迎え 1 年の 3 分の 1 が過ぎ去ろうとしています。今年の冬といえばなんと言っても「暖冬」でしたね。報道などによると暖冬の影響か、真夏には雨が降らない渇水状態、初秋には多数の巨大台風が日本列島を襲うなど深刻な気候変動が危惧されています。四季の移り変わりとともに生活している日本の文化です。伝統的で風情のある日本文化を後世に伝えるためにも、今こそひとりひとりの意識改革が必要なのかもしれませんね。

並んでゆらめく鯉のぼり
並んでゆらめく鯉のぼり(亀岡)

さて、5 月 5 日は端午の節句で各家々で五月人形や鯉のぼりを飾り、子供達の成長を願います。私たちの故郷、亀岡市でも家の庭先で優雅にたなびく鯉のぼりを見受けられる季節となりました。しかし亀岡でも、昨今の日本の住宅事情からか鯉のぼりを庭先に飾る家庭はかなり減少しているようです。

そんな中、母校京都学園大学の傍を流れる曽我谷川の下流では、地域の高齢者が中心となって子供たちの健全育成を願い川縁に多数の鯉のぼりを流しています。これは地域の高齢者グループ喜楽会が設置したもので旧家屋の蔵などで長年眠っていたものや地域の子供達お手製のものなど約 60 匹の鯉のぼりが元気に空を舞っていました。

雄々と風に流される鯉のぼりは立身出世の代名詞として古くから使われています。最近では都会で鯉のぼりを眺める機会がめっきりと減ってきましたがこれもまた日本の伝統ある文化的行事ですのでなくなることのないようにしたいものですね。

一口メモ

話しは亀岡から移りますが、全国ではもっともっと多くの鯉のぼりが一堂に介したりユニークな鯉のぼりを披露している場所がいくつかありますのでオススメのものを紹介します。

1200匹の鯉のぼりが空を舞う、「泳げ鯉のぼり相模川」(神奈川県相模原市)
友禅流しで川を泳ぐ鯉のぼり 「浅ノ川鯉流し」(石川県金沢市)
こちらは100メートルのジャンボ鯉のぼり 「ジャンボこいのぼり」(埼玉県加須市)

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