オニバスの群生
連日、酷暑が続いていますが、同窓生のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。お子さんをお持ちの方は、夏休み中の元気な我が子と楽しい毎日を送っておられるのではないでしょうか。
みなさんの故郷、亀岡市でも今が夏本番。京都の自然二百選にも指定されている馬路町の鳥のみちでは、京都府絶滅寸前種に指定されている「オニバス」が可憐な花を咲かせはじめています。
こちらは保津町のひまわり
オニバスとは、直径1メートルほどもある丸い葉を水面に広げるスイレン科の一年草で日本に自生する1年草としてはもっとも巨大。清少納言の「枕草子」に"みずふふき"いう名前で登場するほど古くから残る種です。全体のすがたかたちは万人に愛されるアイドル植物にはほど遠く、大きすぎる葉は棘だらけで、葉柄花茎の配列はヒドラかメデューサの頭を思わせるワイルドな植物ですが、花は真紅で可憐な色合いです。
このオニバス。全国でも100カ所程度しか生息が確認されない希少な植物で、多くの植物ファンやアマチュアカメラマンが葉と花のミスマッチを見物に訪れます。また平の沢池には10種以上の野鳥が飛来し、羽を休めくつろいでいます。
平の沢池へのアクセス:
自動車 JR亀岡駅から県道25号線を八木町方面に約15分。
京都縦貫自動車道千代川ICから約10分。
また、JR亀岡駅からほど近い、保津町では観光ひまわり園が開園中です。これは同町の農家が休耕田の有効利用として開催しており、畑一面に植えられた約1万本のひまわりが雄大に咲き誇っています。亀岡市観光の筆頭でもある保津川下りの乗船場からも近く、多くの観光客でにぎわっています。入場料 大人200円、小人100円。見ごろは15日から20日まで。
保津観光ひまわり園へのアクセス:
電 車 JR亀岡駅から徒歩5分。
自動車 JR亀岡駅から県道25号線を八木町方面に約3分。
エアコンのきいた部屋にこもらず、家族・友人と一緒に亀岡の自然を味わいに来てみてはどうでしょう。子どもの自由研究にも新たな発見があるかもしれませんよ。